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「新天地で踏み出す、新たな一歩」 1st PLACE株式会社・村山 久美子

INTERVIEW

2024.06.18

IsaI JOURNALでは、IsaI AkasakA の入居者さまや赤坂エリアに拠点を構える店舗や人物を特集し、この地の魅力を未来へと繋いでいきます。

今回は、今春(2024年)に IsaI AkasakA に入居された、1st PLACE株式会社・村山 久美子さん。
1st PLACE株式会社は、音楽・映像・3DCGを軸としたIP開発・ソフトウェアの企画・制作・販売をはじめ、制作受託、イベント&コンサート、音楽レーベル等、アーティスト・クリエイターに関連する事業をグローバル規模で展開。
エンタテインメントが持つ可能性を追求し、人々の心に豊かさを届け、地球をより元気にすることをビジョンとして掲げています。

村山さんは広告代理店で企画・プロデュース業務に従事し、ご縁が繋がり音楽業界の道へ。大手レコード会社での経験を経て独立されたのは、今からちょうど20年前、2004年の出来事です。

本記事の前半は村山さん自身にフィーチャーし、幼少期のお話しや起業に至るまでの経緯について。後半では、現在拠点とされている IsaI AkasakAについて、そして創業20年を迎えた1st PLACE株式会社の今後の展望についてもお話いただきました。

 

フィールドを切り開く。

– – 早速ですが、村山さんはどのような子どもだったのでしょうか。

村山さん:そうですね、子供の頃からちょっと変わってたと思います。例えば学校生活のような場では、正解に対する物事の解釈がちょっとズレていて、自分なりの正解、正義感みたいなものと世間のギャップに戸惑うことも多かったです。

あとはお節介というか、落ち込んでいる人や困っている人がいたら放っておけなくて。父が仁義を重んじる人で、母は見ず知らずの人でも助けるのが当たり前というキャラだったので、私も自然とその影響を受けていると思います。

「人を大切に。」という信念は昔も今も変わらず持ち続けています。

– – それだとご両親も安心して、自由に育てられたのではないでしょうか。

村山さん:いえ、それがだいぶ過保護に育てられました。今となってはとても感謝しているのですが、中学高校という多感な時期に夜遊びは禁止で、きっちり門限までありました。

両親の言いつけを守っていた姉とは対照的で、ルールというものが窮屈だったし、その理由にも納得できないことが多く、いつも好奇心の方が常に優っていました。なので、両親にはたくさん心配をかけたと思います。
ただ、自分が起こしたアクションに対しての責任やリスクも含めて自分自身で巻き取る覚悟みたいなものが子供の頃からあって、その点は怒られながらも認めてもらえていたんですよね。

父親から何事にも責任を持って筋を通せと教わっていたのでそれが身についていったのかも知れません。

– – なるほど。村山さんのマインドの多くは子どもの頃から築き上げられてきたんですね。では、キャリアはどのように築き上げてこられたのでしょうか。

村山さん:外資系企業に入社して営業職を経験しました。その後は「海外に住む。」という幼少期の憧れを叶えるためにボストンへ留学します。

そこで大好きだった最先端のトレンドに触れて、人生において自分がやりたいことは企画・プロデュースの仕事だってことが、言語化できるくらい見えてきたんです。

そう思ったら不思議とご縁が繋がり帰国後は休職していた会社の広告企画部に配属になって。その後広告代理店で企画・プロデュースの仕事に携わることになり、ある意味簡単に夢が叶ってしまいました。

更に偶然、所属先で音楽事業を手がけるようになったんです。私は無類の音楽オタクで、幼少期から音楽は人生においてとても大事なもので、多くの時間と情熱を費やしてきていたんですね。
しかし当時はそれらは単なる趣味や遊びといった娯楽の一部として捉えられる風潮があって、自分が音楽やエンタテインメントを仕事にするとは全く想像もしていませんでした。この時は流石に何らかの運命を感じました。

プランナーからはじまり、アシスタントプロデューサー、マネージャー、ディレクターなど、音楽領域でマネジメントやプロデュース業に携わるようになっていったんです。

その過程で様々なエンタテインメントの在り方に触れることができて、私自身のエンタテインメントに対する志も徐々と明確になっていきました。その頃には「クリエイティブを創造するクリエイターがフロントで活躍できるような新時代のフィールドを切り拓きたい」と思うようになりました。

ただ、そのチャレンジは会社に所属して給料をもらいながらやることじゃないなって思って。

– – それで起業という選択に至ったんですね。では、1st PLACE株式会社の事業内容について教えてください。

村山さん:1st PLACE株式会社では、音楽・映像・3DCGを軸としたIP開発とコンテンツ事業が大きな軸となっています。そのほかソフトウェアの企画・制作・販売や自社のクリエイティブを活かした制作受託、コンサート事業、マーチャンダイズ事業など、エンタテインメントに関わる事業を多数展開しています。

全ての事業の上位概念としてあるのは、想像を超える感動、期待以上の価値を提供することを、作り手である私達がワクワクしながら創造していくということ、その為に大事にしているのは先進性と独創性です。

 

 

1st PLACEへと繋がる一本道。

– – では、エンターテイメントの可能性についてどのような考えをお持ちでしょうか。

村山さん:エンタテインメントは、究極「人を幸せにするもの」であることは変わらないと思っています。私自身、心から熱狂できるものとの出会いが、自分の心や人生に与えてくれた影響はとても大きかった、だからエンタメには世界を動かすパワーがあると信じています。

そして制作においては、作り手の思い、熱量をどれだけ作品に鮮度を高く込められるか?その思いも込みでユーザーに届けることを大切にしたいと思っています。それは作品やコンテンツを通じて必ず伝わるものだと信じています。

プラス私は新しいことやものとの、新しい化学反応が好きで、その好奇心こそが自分にとって一番大事で、一番楽しめて、自分が人を楽しませられる唯一の手段だと思っているんです。

– – まずは自分が楽しむ、という意識が大事ですよね。では、創業20周年を迎えた今、どのような心境でしょうか。

村山さん:ものすごく良かったなって思うことがあります。それは、子供の頃からいろんな人に反対されながらもたくさんリスクを取って、自分の好奇心を信じて選択してきたことが、私のキャリアそのものになったことです。

意図していたことではありませんが、その精神は起業後も自分の支えになりました。この20年がベストだったかを図ることは難しいですが、自分の感覚を信じてスタッフやアーティスト、クリエイター達と一緒に作り上げてきた1st PLACEの20年間を素直に称えたいと思います。

それらが今、未来の1st PLACEへと繋がる一本道になっていくと思っています。

 

新しい時代に備える。

– – IsaI AkasakAに入居されたきっかけについて教えてください。

村山さん:もともとオフィスの移転は考えていて、創業20周年を機に大きく決断したことの一つでした。前に借りていたオフィスは100坪ほどの広さがあり、レコーディングスタジオやライブ配信専用スタジオ、クリエイターの作業室など、自分たちで作った思い入れのある空間なので、なかなか手放す決断もできずにいたんです。

コロナ禍以前から場所に囚われずに働ける制度を設けていたので、この機会に一度断捨離をしてこれから来る新しい時代に備えようと思ったんです。

– – なるほど。では、IsaI AkasakAのお気に入りポイントがあれば教えてください。

村山さん:なんと言っても、この施設のラグジュアリー感がお気に入りです。エントランスを潜った瞬間に圧倒されるというか。良い意味で身が引き締まるんです。

IsaI AkasakAは、元々ホテルとして使われていた建物なんですよね。私は経営者だけではなく、クリエイターとしての側面も持っているので、脚本を書いたり、演出やアイディアを練るために山奥やホテルの一室に籠ったりすることもあるんです。ですが今はその必要もなくなりました。ここはリラックスしながらも、要塞のように守られている安心感があって。私にとっては会社のオフィスでもあり、創作の場としても活躍してくれています。

オフィスを移転してから、社員とのコミュニケーションも変わりましたね。フラットに話せる機会が増えて、より活発で密なコミニュケーションが取れています。以前は社長室を別で設けていたので、物理的な距離もありました。今は分け隔てなく同じフロアや、共有部を使用しているので顔を合わせる機会も増えました。

 

次のステージに向かうために。

– – 最後に、今後の展望について教えてください。

村山さん:これからも人々を幸せにするエンタテインメントを世に送り出したいと思います。喜びや感動を提供して対価を得る立場である以上、まずはその源にいる自分たちが、人生を、そして仕事を、心から楽しめる状態であることが大切だと思っています。本当に心が望んでいることで成功しないと、結果的には幸せになれないと私は思っています。

クリエイターやアーティストがクリエイティブな思考で存分に活動できる土台を作ることが私の使命です。1st PLACEとして次のステージに向かうために、これまで養ってきたこと、そして培ってきたことを四種選択し、新しい一歩を踏み出します。このタイミングで慣れ親しんだオフィスから新境地・IsaI AkasakAに移転したこと自体が、様々な意味でのスタートであると感じています。

 


1st PLACE株式会社

音楽・映像・3DCGを軸としたIPクリエイションを強みに、音楽・アニメ・ノベル・コミック・キャラクター等のコンテンツ事業や、クリエイティブを活かした制作受託事業、音楽レーベル事業、コンサート事業、マーチャンダイズ事業などをグローバルに展開する総合エンタテインメント企業。

HP:https://1stplace.co.jp/
Twitter(X):https://twitter.com/1st_PLACE0302
YouTube:https://www.youtube.com/c/1stplace


 

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